静岡ボイストレーニング教室Idolly Vocal School主催
2011.04.03 Japanese Monsters
出演番号7番　恋人はワイン色/チャゲ＆飛鳥

インタビューと寸評はRead Moreからどうぞ。

ボイストレーニング講師インタビュー

──ようやくの出演でした
今まで中々スケジュールが合いませんでしたが、ついに出られましたね！

──ステージで歌った気分はどうでしょう？
１０年くらい前にアカペラで歌った以来ですよ。カラオケとは響く感じが全然違いますね。
ただ、思ったよりは歌詞も間違わずにできたかなと思います。最後のレッスンでやったことも出来ました！

──原曲キーではありませんでした※練習時と音源が変わったため
それは正直ちょっと…あれおかしいな？って感じだったんですけど、やっぱそうですよね。戸惑いました。
まあでも低かったから楽に歌えたって言うのはあります。

──その割にはゆとりをもって歌えました
緊張とかはそんなにしませんでした。動きもありました？落ち着いてやれたかもしれません！

──周りの人たちはどうですか？
受賞した人たちはすごいですね。次元が違う気がしました。（笑）

──せっかくですので遠慮せず話して下さい
普段のトレーニングをきっちりとやった上で、それが合わさってできているのかなと……。
僕なんかと違ってすごいなあと思いました。

──なるほど、ではどういうところに違いを感じましたか？
まず安心して聞けますよね。1位（No15)、2位(No22)は、その上で気持ちも入っているように聞こえるんです。
僕はまだ詞でつまづくレベル。比べれば足りないということは分かるんですが、なにが足りないかまでは分からないですね。

──他に印象のある方はどうでしょう
倉木麻衣を歌った方(No6)かな。前も言いましたけど、ほら僕、倉木麻衣さんを好きなんですよ。
動きも合って、声も似ている。もちろん僕は知っている曲で、楽しそうなのが良かったです。

──ご本人も喜ぶと思います
ほんとですか？（笑）まだ言いたいことがあるんですよね。実は僕、会場で誰が（他の人の演奏を）聞いているか見ていたんです。

──それは先生の視点ですね
いやあ、ちょっと気になって。（笑）それで、この方はすごく楽しそうに聞いているんですよ。そういうところがすごくいいです。
やっぱ歌のうまい方でも、（ステージ前は）余裕がなくなって中々人の歌を聞けないと思うんですよね。

──よく見ています
はい。あとは、No11さんとNo18さん(No24も同)のペアも良かったです。

──打ち上げにも行ったそうですが※今回は2組、打ち上げに行っていた/尚、次回は講師主催予定
そうですよ。あのお二人は「俺ら帰るから」みたいな感じでお金をおいってって「すげえ！」って感じでしたね。
おごってもらって良い感じでした。

──歌と全く関係ありません
いや、No11さんは迫力あったし、No18さんもうまかった！

──それではそろそろ……
ちょっと良いですか？もう少し皆さんの歌の感想を言いたいです。
※講師の対応はフィクションです。現実ではまじめにお話をしています。

──素晴らしいと思います
No9の方良かったですよね。楽しんでやっているのが伝わりました。思い切りもある。
歌い出しはあれ？って感じでしたけど、歌うにつれて声も伸びてきて、バラード系が多い中で、明るい歌で新鮮でした。
次回はもっと伸びるんじゃないかと思います。

──どんどんどうぞ
No20さんです。あの人は歌が下手じゃない。でももっと堂々とやれたらいいのにと思います。
目線も含めて、聞いていてもったいない！って思います。すごくいいのに！

──そうですね
あとはNo16さんですね。けっこう人なつっこい感じです。あのあとカラオケでICレコーダー買ったら？ってすすめたんですよ。
そしたら買ってきたらしいです。

──ICレコーダーです
なんか先輩とかいわれちゃって。おもしろい人だと思います。
服装も（先生と）ちょっと似ていますよね。

ボイストレーニング講師寸評

今回、初出演の参加者です。
ご本人の要望では、まずミスなく歌いたいということでしたが、当日のオケがいつもより低いキーというトラブルがありました。

結論から言えば、演奏としては良くできていました。
影響がでるほどの緊張もなく、歌声も安定しています。こもりやすい発音、少し程度が不足するアクセントなどといった部分的な改善点はあげられるものの、曲想をとらえた演奏です。
レッスンの終盤では、ミス云々よりもこういった部分を少し意識して頂いたのですが、当日のほうが出来がよかったとすらいえます。
こういった急なトラブルに動揺しないというところは非常に素晴らしく、演奏者向きです。

ボイストレーニング講師アドバイス

歌の雰囲気も良く、動作も魅力的です。まず、顔をあげて客席を見るだけで、印象は劇的に変化するでしょう。
今回はキーの問題でこれ以上の要求は酷です。逆にいえば、よく歌えたというのが本音です。

次回ではより多くの人に評価されるように、展開を強化できればベストです。全体のおおまかな曲想は取れていますが、単調ともいえます。
なぜ単調であるか。それは、たとえば悲しい曲を「おおむね悲しく歌う」程度のことなのです。
より発展させるならば、「なぜ悲しいのか」にフォーカスを当てる必要があり、それはたとえば「過去の幸福」をそのとき歌うことでもあります。その瞬間は幸福であるべきです。

今回の曲では、ムードが第一にあり、「恋に落ちる鮮烈な衝撃」もまた必要です。
ただし、厳密には音の高さ（この場合はキー）と密接な関係があるともいえますので、今回の音源ではそのものの実現は困難だったと思われます。

そして次回、それを目指したとき、おそらく発音と高音の基礎発声が一つのハードルになります。
しかし、今回の演奏で出来たところ、楽しめたところ、理解できたところが、それを後押ししてくれるかもしれません。
つまり、ミスなく歌うということではないのです。

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静岡県静岡市のボイストレーニング・ボーカル教室 Idolly Vocal School

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