No,14 IDOLLYスプリングライブin静岡
ボイストレーニング静岡Idolly Vocal School主催
2011.04.03 Japanese Monsters
出演番号14番 翼を風にのせて/DEEN
インタビューと寸評はRead Moreからどうぞ。
ボイストレーニング講師インタビュー
──今回の出来はどうだったでしょうか
うーん、自分としてはあんまり納得いかなかったですね。
──理由を聞かせてください
いままでは、なんていうか勢いだけで良かったっていうか…まあ張り上げていたので、ガーッと出すだけだったんですけど、今は違います。
それだと声が出ないっていうのもわかってるし、最近は自分でもかなり声が出るようになってきてるし…でもちょっと力入っちゃいましたね。
──緊張はなかった
僕は仕事（福祉・介護）の関係上、人前に立つのは慣れているんです。こう、体操なんかもやりますし、声もほんと大きく出します。
だから人前にたつのは毎回ですし、まあやる前はちょっと緊張はあります。でも出るまでですね。
──良かったところは？
それはもう、前は張り上げるしかできなかったですけど、今回は前より響かせることができました。
──他の方の演奏は？
ミスチルを歌ったNo11さんがよかったです。米米クラブとか、鈴木正之さんのように、話し声は低いけど声はつやっぽいというか。自分もなりたいですね。
あの方は綾香とか歌うか迷ったとかおっしゃってたじゃないですか。すごい気になりますよね。声はキンキンしないし聞いてみたいなってすごい思います。
あとは１位(No15)の方はすごいですね。僕は普段男の歌しかきかないから女性はよくわからなくて、（投票は）好みで決めちゃいました。
No14 ボイストレーニング静岡Idolly スプリングライブ
ボイストレーニング講師からのコメント
お仕事をがんばりながら、大好きな音楽を頑張ってらっしゃる生徒さんです。
発表会は何度か出演されています。
さてさて、お歌のお話です。
まず、ご自身は声が一般よりも低いということで、もともと高音が出しづらいというのがあります。
実際に、初期は音を合わせるのが難しかったわけです（現在は解消されています）が、体格もよくお考えも男らしいということがありますから、もっとパワフルにかっこよく歌いたい！
というお気持ちが強いのです。それで、声が無理をしてしまっているところがありました。
今回のステージでは、練習の時よりは力みがありました。
しかし、いままで出せなかった音が明確に出ており、そして一部では非常にバランスがよくなめらかなお声が出ています。
（おそらく解説を受けたうえで注意深くきかなければ聴き取れません）
普段のボイストレーニング中であれば講師のアドバイスをもとに実現することも可能ですが、ステージの上でおひとりでやれたということに価値があるのです。
現在はご本人を含め、きいている側にも、まだまだこういった良い声に気づいてもらえることは少ないかもしれませんが、ご本人は確かにのびやかに歌うための正しい道のりを進んでいるのです。
イメージ通りの歌声を獲得するために、そして「こう歌いたい」という素晴らしいお気持ちを適切に発揮するためにも、今回のような歌を積み重ねることは非常に重要です。
ボイストレーニング講師からのアドバイス
体格が優れている面で、直接的、肉体的な部分を使おうとしてしまうところは、まだまだあります。
つまりたとえば速球を投げるために、フォームを無視して目いっぱい力を使っているようなところです。
あるいは、その時にたとえば「肩の力」だけを意識するような状態です。
しかし、正しく強い運動というのは、特定の部位の強い弱いというよりは、運動としての滑らかさであるとか効率の良さなのです。
そういった意味では呼気を含めた流れ・連動性を意識していく必要があります。
たとえばリップロールなどは、こういった問題の解消としてお手軽かつ効果的です。（ただし必ず楽に行うこと）
リップロールは、口唇そのものを能動的に動かし、たとえば「プルプル」と言葉で発音するようにやるものではない。
適切な形状と位置で保持すれば、あとは呼気を継続的に送ることで、口唇の開閉運動が起きる。
つまり、「フォームを無視して力を使っている状態・肩の力だけ使う」というのは、唇を強くおしつけるだとか、必死でプルプルと発音しようとしているだとかに相当する。
正しくは、そのような唇の自律的な運動ではなく、口唇周辺はその姿勢を維持する以外の筋力は、脱力していなければならない。
ご本人はまじめで熱心で、やや不器用ですが感覚には非常に優れています。
それは非常に大きな才能であり、ただしい運動をイメージし、努力を続けることで必ずより良い声をみにつけることができます。
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静岡県静岡市のボイストレーニング・ボーカル
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お久しぶりです。元インストのTです。
変わらず発表会に出てくれていたようで、嬉しく思います。
4月のライブには都合で行けませんでしたが、最近になりこのページを発見しました！当日の様子を知ることができて良かった！成長の跡が見えますね。
次回はぜひ観に行きたいと思っているので、レッスン頑張ってくださいね。