Adam S3X-V:モニタースピーカー
Adam audioのモニタースピーカーS3X-Vを、静岡アイドリーボーカルスクールのボイストレーニングスタジオ用に購入しました。
スタジオ向けにはGenelecや、超定番のYAMAHAのNS-10Mなどがあるのですが、今回は別のチョイスをしました。
以前、加藤ミリヤやファンモン、ケツメイシのプロデューサーであるYANAGIMANさんのスタジオにお邪魔した時に、ADAMのモニタースピーカーを使っていらっしゃいました。
非常に解像度が高く、ボーカルのニュアンスが非常に細かく出ていて、ひとめぼれしたわけです。
型番を聞いたらお忘れになったとかで、さすがだぜ!と思ったわけですが、1本辺りの値段を聞いて震え上がってしまいました。たしか30-40万と仰っていた気がします。
これがマイクなら、安いぜ!と思うのですが、モニタースピーカーの場合、2本必要なわけです。2度震えることができますね。
さて、実は今回、元々はS2Xという下位モデルを購入する予定でした。ところが紆余曲折あって、無鉄砲にも上位機種にアップグレードしました。
本日から、記事に「read more」のボタンをつけました。続きはそちらでご覧下さい。
モニタースピーカーは大事
現在DAWが主流ですが、音の入り口であるマイクと、出口であるモニタースピーカーはプラグインで何ともできません。
良いマイクを使えば、それだけ繊細な音を収録することができます。どれだけ他が良くても、取り入れる段階で失われる音は、後でどうすることもできません。
また、良いマイクを使って素晴らしい音を作ったとしても、出口であるモニタースピーカーが悪ければせっかくの良さが損なわれます。
モニタースピーカーは音を確認するためのものです。
人間は、自分の声を録音することでしか確認できませんから、そのための機材です。
ボイストレーニング、ボーカルトレーニングにおいてどのような関係があるかといえば、ごく簡単なことで、素晴らしいモニタースピーカーで繊細な音の変化を感じることが、より繊細な調整をできるようにしていきます。
変化のわかりにくい環境は、それを鈍感にしていきます。
気がついたらS2XがS3X-Vに
さて、別件でディーラーとコンタクトを取る機会があり、安くするよとのことで今回はイギリスから輸入をしました。
海外から機材を取り寄せる時は、電源の問題があります。北米などは気軽に購入できますが、欧州は240vですから大変です。
事前にしっかりと確認して、ディーラーが”何もしなくても使えるから任せとけ!!”というので買いました。
ところが、中々発送連絡が来ず、催促につぐ催促にも関わらず、「来週来週また来週」という謎のやり取りが続きます。
いい加減うんざりしてキャンセルする旨を伝えましたら、「S1X」ならすぐ発送できるよなどと言い始めました。
S1Xとは下位機種です。
馬鹿者!!帝国軍人が下位機種なんか使えるか!!という内容を、丁寧かつ無難に伝えましたら、出てきたわけです。
私の購入したものは、S3X-Vです。S3X-Hのほうがかっこよく、そして音が良いのですが、高すぎるのでやめました。
そこで私は面倒だったのでサイズなど特に確認せず、追加料金を払って購入しました。
一体これはなんであるか……。
2ヶ月も待ち望み、ついに届いたS3X-Vはパイプ椅子よりも高くそびえ立っておりました。ガンダムか、クララか、とにかくそれは立っていました。
別スタジオで使用しているFOSTEXのNF01Aが子供のようです。
どう考えてもこのサイズのスタジオにはオーバースペックであることは自明であり、というか置き場所ねーよ!と思わず俗っぽい口語調になってしまうといいますか、まあ高いので置き台にだけはしないで下さいという心持ちです。
まだ使用できません
ちなみに、電圧の件ですが、説明書を見たら「指定電圧以外で使うな」と書かれていました。そして指定は240Vです。おいあの店員、と思わず放言が飛び出していきました。